翔&清宮と中軸に…日ハム“台湾三冠王”落札もう一つの狙い

公開日: 更新日:

 台湾の三冠王が日本にやってくることになりそうだ。

 台湾プロ野球のラミゴが20日、海外移籍を目指す王柏融外野手(25)の優先交渉権を日本ハムが獲得したことを発表した。

 王は昨年、三冠王を獲得、侍ジャパン壮行試合では楽天の則本から特大の本塁打を放ったスラッガー。ラミゴは入札による王の獲得希望球団を募っていた。

 それにしても落札球団が日本ハムとはオドロキではないか。FAで選手が出ていくことはあっても、獲得することはほとんどない。入札金の額は明らかになっていないものの、ドラフトと育成が身上で、マネーゲームには目もくれなかったチームが、それなりのカネを積んで交渉権を得たのは確実だからだ。

「強打者の補強が何より急務ですからね」と、さるOBがこう言う。

「昨年まで3年連続30本塁打、今季26本塁打のレアードが退団する可能性が高い。かといって今オフ、彼に代わるような助っ人を米球界から獲得できる確率は極めて低いと聞いています。なので、レアードに払っていた2年6億円の資金を王に回すつもりでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾