大谷の同僚マルテは“阪神向き” 新助っ人野手として獲得へ

公開日: 更新日:

 相思相愛のようだ。

 阪神が新助っ人野手として、前エンゼルスのジェフリー・マルテ(27)に一本化した。すでに正式オファーも出しており、獲得が濃厚だ。

 マルテは大谷翔平の同僚で、2016年には15本塁打を放つなどメジャー通算30本塁打をマーク。一塁を中心に三塁、外野も守れる。かねて日本でのプレーを希望していた。

 一方で阪神は近年、ロサリオなど助っ人野手の失敗が続いている。マルテは大丈夫なのか。

 米西海岸のメジャースカウトは「パワーは出色。フリー打撃では面白いようにスタンドに運ぶ。中南米のドミニカ共和国出身で器用さもあり、ボールのコンタクト率は高い。日本人投手が多投する低めの変化球に対応できれば、かつてのフィルダー(1989年に阪神でプレー)のような活躍ができるかもしれない」と言う。

 エンゼルスの本拠地があるロサンゼルスのメディア関係者もこう話す。

「マルテはとても明るい性格でナイスガイだ。今年、(大谷)ショーヘイが日本からやってきて、キャンプから日本人メディアが殺到した。エンゼルスの選手の中には、ショーヘイのことを聞かれて顔を曇らせる選手もいたが、マルテは嫌な顔一つせず、真摯に対応していた。ハンシンも熱狂的なメディアとファンがいるようだが、ショーヘイを巡る過熱取材には慣れているし、“免疫”はあるんじゃないか」

 現場とフロントがうまく操縦できれば、大化けする可能性はありそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」