また生え抜き看板…巨人“大チョンボ”長野流出の真相と波紋

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 巨人は14年オフにFAで相川亮二(42=現バッテリーコーチ)をヤクルトから獲得した際、その人的補償に高卒入団で1年目を終えたばかりの奥村展征(23)を指名された過去がある。当時、高校野球の強豪校の関係者から、「ドラフト4位で指名した高卒ルーキーをプロテクトから外すなんて考えられない。選手を育てる気がないと表明したのも同然。そんなチームに大事な選手を預けられない」と非難の声が続出したことがあるが、前出の小倉氏は、「今回、生え抜きの功労者が立て続けに流出したことで、ますますアマ球界で巨人離れが加速する可能性があります」と言う。

 長野と内海はアマチュア時代、ともに他球団のドラフト指名を蹴って“浪人”してまで、巨人入りを熱望した選手だ。原監督の言う「ジャイアンツ愛」の象徴的な存在だった。そんな2人でも、最後は補強の犠牲になってはじき出される。これがチームづくりの根幹であるドラフトをも直撃するとすれば、その代償は小さくない。

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