左腕と相性抜群 雄星の女房役ナルバエスは頭脳派の成長株

公開日: 更新日:

 今オフ、チーム再建のため若返りを図っただけに、菊池の女房役は実績のない捕手が務める見込みだ。

 昨年12月にホワイトソックスからトレードで獲得したナルバエス(ベネズエラ)。昨季はドーピング違反で出場停止処分を科された正捕手カスティーヨに代わってマスクをかぶる機会が増え、自己最多の97試合に出場。キャリアハイの9本塁打、30打点をマークした。2016年のメジャーデビュー以来、3年連続で出塁率3割5分以上を記録しており、古巣では攻撃型の捕手として期待されていた。

 昨季はリーグワーストの捕逸(12個)を記録したものの、「捕手として年々、成長を見せている」と、ディポトGMは今後の伸びしろを期待して獲得したという。

「ホワイトソックスでは正捕手のトラブルで出場機会を手にしましたが、研究熱心な姿勢と頭を使ったリードは主力投手から好評を得ていた。ズニーノ(現レイズ)、スクレ(レイズからFA)ら、ここ数年のマリナーズは打撃が良くてもリードに難があるなど、捕手に恵まれなかった。守備力を向上する必要があるとはいえ、ナルバエスは少なくともリード面では菊池をもり立てるはずです」(スポーツライター・友成那智氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」