巨人菅野が今村を「投手主将」指名 “後方支援”明言の真意

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 巨人菅野智之(29)がキャンプ中の「投手キャプテン」に今村信貴(24)を指名した。

 27日、合同自主トレのため宮崎入り。宮本投手総合コーチから一任されていた選手会長は「同じ左のルーキー高橋(優貴)君も入ってきた。切磋琢磨して若い投手陣のリーダーシップをとって欲しい」と理由を明かした。

 今村は昨季、プロ初完封勝利を含め6勝2敗、防御率3.86。CS第1ステージ開幕戦の先発を任されるなど、飛躍の年となった。菅野は「こういう役割は初めてだと思うけど、8年目でボクよりも長い。彼は凄く考えている。チームのこともちゃんと見ている。凄い伸びしろを感じた。ノブ(今村)をリーダーと決めた以上、彼が投手のリーダー。『年下のくせに』と言うなら、『あなたがやりなよ』とボクが守ってあげるつもり」と後方支援も約束した。

■後輩に「エース道」を伝授

 後継者の育成は自身の夢とリンクしている。菅野は昨オフ、初めて将来はメジャー挑戦の意向を公言した。このオフも「夢はある。昨年も言ったように、それはまだまだ持っているし、野球選手である以上は上を目指したい。上のステージに行きたいと思うのは当たり前。そう思えない自分がいる方がボクは怖い」と語ると、最近はテレビのインタビューでも「前回のWBCを戦ってから……戦う前からですけど……メジャーでやりたいという思いは常に持っています」と堂々と公言するようになった。

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