西の甲子園常連出身 高卒新人のフォームいじるべきか否か

公開日: 更新日:

 自主トレ中、オレが担当した高卒ルーキーのフリー打撃を見て、たまげたよ。

 バットが下から出てるし、しゃくり上げるようなスイング。左の脇も開いてる。ツボにはまったときは、アホみたいに飛ばすんだけど、あのままでいいはずがない。

 とりあえず始まったばかりだし、独断でフォームに手を入れるわけにはいかない。その場は何も言わなかったけど、オレはもうじきキャンプ地に入る。二軍のコーチと相談してフォームを修正した方がいいだろうと考えてたら、部長からストップがかかった。

「アイツが地方の無名の公立校から来た選手ならともかく、そうじゃないだろう」

 選手は地方の無名校どころか、西の方の甲子園常連校出身だ。

「だとすれば、技術に関する基本的なことは監督やコーチから教えられているはずだし、本人がしゃべることを聞いている限り、アタマの悪いやつじゃない。自分なりに考えてよかれと思って、あのフォームで打ってるわけだ。なのに、コーチにフォームを直せと言われたら、納得いかないし、混乱するだけだからな」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状