西の甲子園常連出身 高卒新人のフォームいじるべきか否か

公開日: 更新日:

 けれども、あのフォームのまま、実戦で結果が出るとは思えない。それでも、いじらない方がいいのか?

「知識や自分で考える能力のある選手は、放っておくしかない。壁に当たれば、自分からフォームを変えるだろうし、いよいよ自分の手に負えなくなれば、コーチに聞きにくるさ。あのタイプは、選手の方から聞いてくるまで、さわらない方がいいんだ」

■特徴を把握して首脳陣と相談

 ウチの球団が、原則として投手も野手も新人のフォームをいじらないのは主にそんな理由からだろう。いいものがあるからドラフトで指名したわけだし、とりあえず本人のスタンスを尊重しようということか。本人から助言を求めてくるまで我慢しなきゃならないとはもどかしい話だが、「あのタイプ」と言うからには、そうじゃないタイプもいるのか。

「基本的なことをまったく教えられずにプロ入りしてきた連中は別さ。そんなのがドラフトされるかって? 地方の公立校出身者には、すべて自己流でやってきたのが結構いる。特に野手は、足と肩が飛び抜けていれば、それだけで獲得するケースも多いからな。そういうやつらはむしろ、いきなりいじってやるべき。何が正しいのか分からないんだから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…