日ハム輝星が右前腕に張り “自己申告”の勇気と強メンタル

公開日: 更新日:

 ドラフト1位ルーキーの吉田輝星(金足農)が22日、予定されていたシート打撃での登板をキャンセルした。右前腕部に張りがあるという。

 吉田はキャッチボールを行うなど、この日の練習には参加した。

 栗山監督は同じ高校生ルーキーの柿木蓮(大阪桐蔭)とともに、16日の紅白戦で投げるよう指示していた。本人に言わせると「高校時代のこの時期はボールに触る程度だった」そうだから、これまでにないハイペース調整が「前腕部の張り」につながったのは想像に難くない。

 ちなみに二軍キャンプはきょう23日まで。吉田は当初の予定通り、チームとともに鎌ケ谷の二軍施設に戻る。投球練習再開は26日以降になるという。

 体に異常があるのだから吉田に何より必要なのは右肘を休めること。大事に至らないうちに“休息”をとれたのはむしろ良かったのではないか。

 というのも新人は異常を感じても、それを言い出せないケースが圧倒的に多い。首脳陣に良いところを見せたい、プロ入りしていきなり別メニューでは恥ずかしいし格好がつかないという意識が働くからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手