手術5度の大打者も 日ハム清宮「右手首骨折」の深刻度

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 骨折は適切な治療で治るとはいえ、手首は非常にやっかいな場所だ。さる球界OBがこう語る。

「腱鞘炎や手首の軟骨が損傷するケースもある。そうなるとなかなか完治しない。痛み止めの薬を飲んだり注射を打ったりして、ごまかしながらやっている選手も中にはいる。精神面にも影響するかもしれない。たとえば内角球に詰まったら痛みが出るのではないか、と脳が勝手にブレーキを踏むのです。清宮の場合は外の変化球をスイングした際に骨折し、右手を痛めてもいる。外角変化球に対する『トラウマ』が消えないかもしれない。とはいえ、清宮が今の打ち方を変えることは難しいでしょう。彼の長所は右手首をうまく使うことができるところ。これが飛距離を生んでいる。バットの握り方を変えるなどすれば、長所が消えてしまいかねません。さらに清宮は右投げですから、守備にも影響する恐れがあります」

 今後も骨折の後遺症に悩まされないとも限らないというのだ。

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