手術5度の大打者も 日ハム清宮「右手首骨折」の深刻度

公開日: 更新日:

 骨折は適切な治療で治るとはいえ、手首は非常にやっかいな場所だ。さる球界OBがこう語る。

「腱鞘炎や手首の軟骨が損傷するケースもある。そうなるとなかなか完治しない。痛み止めの薬を飲んだり注射を打ったりして、ごまかしながらやっている選手も中にはいる。精神面にも影響するかもしれない。たとえば内角球に詰まったら痛みが出るのではないか、と脳が勝手にブレーキを踏むのです。清宮の場合は外の変化球をスイングした際に骨折し、右手を痛めてもいる。外角変化球に対する『トラウマ』が消えないかもしれない。とはいえ、清宮が今の打ち方を変えることは難しいでしょう。彼の長所は右手首をうまく使うことができるところ。これが飛距離を生んでいる。バットの握り方を変えるなどすれば、長所が消えてしまいかねません。さらに清宮は右投げですから、守備にも影響する恐れがあります」

 今後も骨折の後遺症に悩まされないとも限らないというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは