評価うなぎ上り日ハム輝星“唯一の不安”は奇策好きの指揮官

公開日: 更新日:

「ダルや大谷の新人自主トレ時と比べても、はるかに体は強いし、体力がある。チーム内ではそんな評価で持ちきりです」

 ドラフト1位ルーキー、日本ハム吉田輝星(金足農)について、こう話すのはさるOBだ。

 自主トレ序盤、そのキャッチボールは首脳陣やスタッフの目をクギ付けにした。特に評価が高かったのは、下半身の使い方のうまさだ。

「天性の柔らかさもあるし、これまでに鍛え上げた下半身の強さが、ボールの安定感を生んでいる。だから、球筋がほとんどブレない。遠投で低く伸びる強いボールを投げ込む姿は、大卒、社会人も含めた新人の中で、出色です」とは、前出のOBだ。

■5~6月デビューの青写真

 吉田は入寮までの間、雪深い秋田で走り込み中心のトレーニングを積んだ。ブルペンで捕手を座らせ、30~40球程度の投げ込みもした。金足農の関係者は「7~8割は出来上がっています」と太鼓判を押していた。

 高校生離れした体の強さと体力の原点は、金足農時代の冬場の過酷なトレーニングにある。雪でグラウンドが使えなくなるため、全体練習はボールを握らず、ランニングや体幹トレーニングが中心。吉田は早朝5時半から8キロのランニングに坂道ダッシュ。その後、長靴を履いて同僚選手を肩車し、三塁ベースからライトフェンスまでの100メートル弱を何回も往復した。こうして鍛え上げられた強靱な下半身が、下から浮き上がるようなストレートを生み、夏の甲子園での快投につながった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  2. 2

    親の子育て批判にブチギレ反論の岸谷蘭丸に同情集まるも…問われる都知事の夢と資質

  3. 3

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  4. 4

    坂東彌十郎は変幻自在に3つのドラマに出演 掛け持ちする俳優は片手間なのではなくて芸達者

  5. 5

    あの落合博満氏が認めた「天才打者」…多くの引き出しを持つ順応性こそが大きな武器だった

  1. 6

    萩本欽一(8)床に頭をつけて借金取りに謝る母親の姿を見てぼろぼろと涙がこぼれた

  2. 7

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  3. 8

    ビートルズの珍しいLPを棚からひとつかみ~①『オールディーズ』

  4. 9

    小泉今日子が還暦ライブで披露した"反戦活動"が話題 「60歳までは歌おうと思う」と気になるその後は…

  5. 10

    イチローさんに「鈴木さん」…ふざけて呼んでみたら、まさかの反応が返ってきた