日ハム輝星デビューは交流戦 清宮離脱が開幕二軍の決定打

公開日: 更新日:

 と、日本ハムOBがこう続ける。

■故障した先発と入れ替え

「まずはキャンプ、オープン戦を通じてアマチュア時代のベストな状態に戻すことが優先され、その上でシーズンを通して活躍できる体ができたことを確認してから昇格させているのです。順調な選手で、一軍昇格は開幕から2カ月後くらいになる。ちょうど開幕ローテーションに入っている投手に疲れや故障が出てくる時期と重なり、彼らと入れ替えで一軍昇格するパターンが多い」

 栗山監督はキャンプで吉田のブルペン投球を見るなり、開幕から起用したいと腰を浮かせたという。

 フロントも含めた周囲に今から焦って決める必要はないとなだめられた上、キャンプ終盤の2月22日には吉田が右肘の張りを訴え、予定されていたシート打撃登板をキャンセルした。

 それもあって調整が遅れたばかりか、5日には2年目の清宮(19)が右手有鉤骨骨折で骨片を除去する手術を受けた。今季の飛躍を期待される若手が試合に出られるようになるまで全治3カ月と診断されたことは、今後の吉田の育成方針に少なからず影響を与えたようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋