選手嫌う球団は? 平成最後の甲子園ネット裏「怪情報」<2>

公開日: 更新日:

 初のベスト4入りした明石商(兵庫)に対し、同県内の私学の監督が「兵庫の子は公立志向が強い。学費も安い。ええ選手は全部、明石商に取られてもうて……」と、泣きゴトを言っている。が、兵庫の高野連関係者は「それはやっかみでしょう」とこう言った。

「兵庫は大阪と違い、私学に授業料無償化制度はないが、そうはいっても特待生は取れる。明石商を強くしたのは狭間監督の力。もともと明徳義塾中で軟式野球部の監督を務め、中学軟式界で知らない人はいない。同監督が師と仰ぐ系列高の馬淵監督には、中学硬式チームとのパイプづくりに一役買ってもらっている。相手チームを分析する能力にもたけています」

■野球ゴロは健在

 プロが目を付けそうな選手のいる学校に指導者としてもぐり込み、知り合いのスカウトに「いい選手がいますよ」と売り込む。選手がめでたくプロ入りした暁には、自分がプロとの間を取り持ったのだからと、選手の契約金の一部を謝礼として頂戴する。そんな「野球ゴロ」が今回のセンバツ出場校にも“寄生”しているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動