また初勝利お預けでも マ軍・雄星は白星より投球回数優先

公開日: 更新日:

 マリナーズ・菊池雄星(27)が5日(日本時間6日)のホワイトソックス戦に登板し、5回を7安打6失点(自責点4)。勝敗は付かなかった。

 菊池は初回、味方の拙守から3点を失うと、二回までに6失点。その後は持ち直して五回で降板。六回には打線が4点を奪って勝ち越し。菊池は勝利投手の権利を得るも、救援陣が打ち込まれ、またも初勝利はお預けとなった。

 昨オフ、投打の主力選手を放出して若返りを図ったマリナーズは、下馬評を覆して開幕ダッシュに成功。「何だか楽しい夏になりそうだね」と、早くもサービス監督はポストシーズン進出を見据えている。

 仮にチームがこのまま好調をキープして、夏場以降も地区優勝争いの輪に加わっているとしたら、菊池の起用法にも影響するのかどうか。開幕間もないとはいえ、過去2試合の菊池の投球内容(防御率2.53)は、エース左腕ゴンザレス(3勝0敗、同3・20)と比べても引けを取らない。サービス監督はゴンザレスと菊池を左腕の2本柱としてフル回転させたいはずだからだ。

 ディポトGMはしかし、メジャーでは新人の菊池の投球回数に関して「170回程度になる」と話している。これまでも新人の起用に関しては白星よりチームの勝利より何より投球回数を優先、慎重な姿勢を貫いてきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ