FC東京が独走態勢に 17歳久保建英が初戴冠を引き寄せるか

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 春の珍事か、それとも駄馬の先走りか……。

 J1で異変が起こっている。18日、FC東京が札幌を相手に2―0で快勝。開幕12試合負けなし(9勝3分け)で勝ち点を30に乗せて首位をがっちりとキープだ。この日は、2位の名古屋と4位の川崎Fが引き分けて勝ち点は名古屋が24、川崎Fが23にとどまり、3位の大分は最下位の清水と引き分けて勝ち点24。FC東京が<独走状態>に入りつつあるのである。

 チームをグイッと牽引しているのが、バルセロナ育ちの17歳MF久保建英である。レギュラー右MFとして札幌戦にも先発出場。1―0で迎えた後半24分、カウンターからパスを受けると相手ペナルティーエリア内に進入し、DF2人を翻弄して利き足の左足を振り抜くとボールはGKの手をはじいてゴールネットを揺らした。

 17歳11カ月14日で自身初の2戦連続ゴールを達成。完全にFC東京の主軸選手である。

「まだまだFC東京の勢いは続いていく」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が言う。

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