ヤクルト連敗16で止めた “20歳の若女房”古賀優大の学習力

公開日: 更新日:

 21日ぶりに勝った。

 ヤクルトが連敗を16で止めた2日、小川監督は「ホッとした……って言っちゃいけないけど、とりあえずホッとしたのが正直な気持ち。(この3週間)なんとかして連敗を止めなきゃという思いしかなかった」と胸をなで下ろした。衣笠球団社長は「長かった……その一言に尽きます。(セの)ワースト記録(16)の更新だけは避けたかった」と安堵の表情。ベンチ裏には3週間ぶりの白星に歓喜する選手の雄たけびが響き渡っていた。

 泥沼を救ったヒーローは、打っては先制の3点二塁打のベテラン大引、投げては七回途中まで1失点の好投を見せた先発の原樹理――となるが、プロ4年目で初の中4日登板となったその原を、好リードで支えた3年目の古賀優大(20)の存在も忘れてはいけない。

 今季初にして、プロ入り2度目の先発マスク。昨年5月2日の初スタメンの際の先発投手も実は原だった。その試合を含め、原とは計3試合でバッテリーを組んで計15回3分の2で15失点。その苦い経験を、負ければリーグの連敗記録更新という窮地で生かした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償