相手は格下ゆえに サニブラウン日本選手権で記録更新の目

公開日: 更新日:

 世界選手権(9月=ドーハ)の選考会を兼ねた陸上の日本選手権(27日開幕=福岡)の出場選手が発表された。

 先の全米大学選手権男子100メートルで日本新記録9秒97をマークしたサニブラウン・ハキーム(20)は、100メートルと200メートルの2種目にエントリーした。

 サニブラウンはすでに、日本陸連が定めた派遣標準記録(100メートル10秒10、200メートル20秒40)を突破している。世界選手権の出場3枠を巡って、今回はタイムよりも勝負が重要になるものの、国内のライバル相手に更なる記録更新が見込める。

 現状の自己ベストから判断すると、桐生祥秀(23=9秒98)、山県亮太(27=10秒00)、小池祐貴(24=10秒04)らがライバルとなる。ハイレベルな米国で修業を積むサニブラウンにとっては、いずれも格下である。

 世界各国から集まったトップスプリンターと競り合った全米大学選手権のような展開は望み薄だ。

 とはいえ、自分よりも格下相手だからこそ、記録を塗り替える可能性は高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか