4番の重圧は全否定も…広島・誠也が打撃低迷の胸中を激白

公開日: 更新日:

 交流戦が終わっても苦戦の続く広島。昨季まで他球団をビビらせた打線が沈黙。中でも深刻なのが主砲の鈴木誠也(24)だ。

 交流戦では打率.238、本塁打3。鈴木は自身の現状について「今はとことん悪い。悪いところは分かっているけど、それを(直した状態で)試合で出すのが難しいので、こういう結果になっている」と不調を認めた上で、こう続けた。

「ダメなところが見つかっても直すのが簡単じゃない。前はこうやれば直ったけど、今はそれじゃあ直らないとかもあったし、今に合った直し方を早く見つけてやらないといけない」

 焦りも見えるが、4番というポジションからくる重圧とは無関係だという。

「精神的に追い詰められてとか、4番の重圧で打てないというのはまったくない。確かにチームが勝てていないのは僕が、チャンスで回ってくる場面でそれを潰しているから。得点圏で一本出ない苦しさはあるけど、プレッシャーで潰れるというのは1年目くらい。今は『最悪な状態』ではない。最悪なのは手も出ない、スイングができない、ストライクとボールの見極めもできない状態。最近、そういうことはないし、そうなりかけた時の直し方は分かっているんですけど……」(鈴木)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ