夏は関東勢が盛り返すも 春のセンバツは九州勢が強いワケ

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 今春のセンバツは「西高東低」だった。

 決勝は東邦(愛知)対習志野(千葉)だったが、8強のうち半分の4校は近畿勢(市和歌山、智弁和歌山、龍谷大平安、明石商)。次いで目立ったのは九州勢の2校(筑陽学園、明豊)だった。

 過去3年のセンバツを見ても、九州勢の健闘が目につく。昨年の8強入りは創成館1校とはいえ、一昨年は3校(秀岳館、東海大福岡、福岡大大濠)、16年は2校(秀岳館、海星)がベスト8に進出している。

 センバツで好成績を残した九州勢はしかし、夏になるとふるわない。昨年は8強にゼロ、一昨年は1校(明豊)、16年も1校(秀岳館)と、8強に限ればいずれもセンバツ時より少ない。

「春に九州勢が強いのは気候が大きい」と、ある強豪校の監督がこう続ける。

「室内練習場の普及によって、環境の差は以前ほどではなくなったとはいえ、気候が温暖な九州や沖縄は早い時期からガンガン、実戦練習ができますからね」

 九州勢とは対照的に春より夏の成績がいいのは関東勢だ。

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