大船渡・佐々木にU18抑えプラン 星稜・奥川に先発酷使懸念

公開日: 更新日:

 巨人は29日に行われたスカウト会議で、長谷川スカウト部長が「(高校時代の)大谷君も見た。確かに大谷君もすごかったけど、佐々木君の方がすごいと思う」とベタ褒め。同部長と武田チーフスカウトの2トップは、韓国で行われるU18ワールドカップに現地視察することが決まっている。ドラフトの超目玉に対する注目度は増す一方だけに、永田監督は春の合宿以降、このスーパーエースをどう起用するか、頭を悩ませてきたという。

「たどり着いた落としどころは、大事な試合、短いイニング限定の抑え起用案。もちろん試合間隔を空けながら、最大限の注意を払って登板させるしかないでしょう。大船渡の国保監督が甲子園のかかった決勝の登板を回避させたのに、もし代表戦でコキ使って故障でもさせようものなら、日本中から何を言われるか分かったもんじゃない。ただし、代表の大会がない春に異例の合宿を実施したのは、高野連も永田監督もそれだけこの大会にかけているということ。そうなると、佐々木の代わりにフル回転するエースが必要になります」(球界関係者)

■藤浪、今井酷使の過去

 そこで浮上するのが、星稜(石川)の奥川恭伸(3年)である。今秋ドラフト1位候補のエース右腕は28日、14奪三振、最速153キロの熱投で、4季連続となる甲子園切符をたぐり寄せたばかりだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋