シニア初V逃した伊沢利光 “逆球ミス”から学ぶべきポイント

公開日: 更新日:

【ファンケルクラシック】最終日

 観客動員数が10年連続2万人超えの人気シニア大会は、3年連続でプレーオフに突入。P・マークセン(53)が本大会5人目の連覇を遂げた。

 勝ったマークセンと最終日最終組でプレーし、「優勝を意識して自分のプレーをするだけ」と語っていた伊沢利光(51)は、17番を消化して首位タイに並び、シニア初優勝のチャンスがあった。

 ところが2オン可能な18番パー5のティーショットは、スプーンを手にして左に大きく曲げて左斜面へ。

 2打目は急なつま先下がりのライから右ラフに出すだけ。結局、4オン2パットのボギーをたたきプレーオフ進出を逃し、4位に終わった。

 クラブアナリストのマーク金井氏が解説する。

「今どきのドライバーはパーシモン時代よりヘッドが倍以上も大型化して重心距離が長くなった。しかしスプーンはそれほど大きくなっていません。だからドライバーとスプーンの重心距離は10ミリ以上の差があります。ドライバーよりもスプーンの方がヘッドが返りやすく、左へのミスが出やすいのです。ミスを防ぐにはフェースの向きをオープンにしたり、リストターンを抑えることが求められます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋