G秋季練習で始動 原監督の教示より注目された阿部二軍監督

公開日: 更新日:

 令和1年11月1日午前11時11分、巨人の新体制がスタートした。川崎市のジャイアンツ球場で行われた秋季練習で、原辰徳監督(61)が、一、二、三軍の選手、スタッフを前に「必ず力のある選手を試合に使う」などと訓示した。

 しかし、この日最も注目を集めたのは、選手ではなく、ナインに「考える力をつけよう」と訓示し、指導者人生をスタートさせた阿部慎之助二軍監督(40)である。午後から始まった二軍練習ではブルペン、内野守備、打撃練習をじっくり観察。「いいって聞いていた」という1年目の育成内野手・黒田にトスを上げながら打撃、守備を指導した。「他の子もこれぐらい練習するというのを分かっておいてもらおうと思った」と約3時間、精力的に動き回る姿を複数のテレビカメラが追った。

 一軍は坂本勇ら主力が侍ジャパンに招集されており不在。先のドラフトでも目玉の奥川(星稜=ヤクルト1位)を抽選で外した。獲得に乗り出すことを表明しているFA戦線も小粒感は否めない。

「監督って言われるのも違和感あるし、このロングパンツはもっと違和感がある」と笑った阿部。二軍監督が一番の注目株という巨人軍、寂しい限りだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束