侍J快勝も…五輪で最も警戒すべきは“国策野球”のメキシコ

公開日: 更新日:

 メキシコ代表のカストロ広報によると、「国内では依然としてサッカー人気が高いものの、近年は新しい野球場がいくつも造られ、野球のインフラが整ってきた」と話す。

 最近の5年間をみても、メキシコ国内は野球場の建設ラッシュ。今回、プレミア12が開催されたエスタディオ・チャロス・デ・ハリスコは、2014年に改修され、カリビアンシリーズも行われる球場。16年に建設されたヌエボ・エスタディオ・ヤキスは、約27億円の建設費をかけて造られたといわれている。

「メキシコでは国内リーグが人気だが、選手たちは大金を得るためメジャーでプレーすることを最優先に考えている。メジャーの評価を上げるためにも、東京五輪では今大会のメンバーを中心に金メダルを狙いにくる。04年アテネ、08年北京は予選敗退、WBCも2次ラウンドに進出できれば御の字の成績だったが、東京五輪ではダークホースとして警戒している」

 とは、前出の代表関係者。ハングリー精神旺盛で、メジャーでプレーしたいモチベーションが米国や韓国や台湾より高いのはメキシコというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性