OB上原氏も難色…巨人原監督「DH制導入案」球界で“袋叩き”

公開日: 更新日:

 今年5月に現役を引退した元巨人上原浩治氏(44)が12日、巨人の原辰徳監督(61)がブチ上げているセ・リーグのDH制導入について疑問を呈した。

 都内で行われた「ウブロ×プレミア12 チャリティーイベント」にタレントの長嶋一茂(53)とゲスト出演。報道陣に日本シリーズでソフトバンクに4連敗を喫した直後に原監督が提言したことを聞かれると、「個人としては反対ではないですけど……」としながらも、「でも、今までそうやってきて、いい勝負をずっと続けてきているわけですから、それ(セがDH制でない)だけが(4連敗の)原因とは思わないですけど。難しい問題だと思いますね」と微妙な言い回しで「NO」を突き付けた。

 賛否両論ある。先日、スポーツ報知が掲載したアンケートによると、巨人ファンの76%がDH制の導入に賛成しているという。しかし、球界では反対意見が目立つ。週刊ポストで「負けたのはDHのせいだと言わんばかり。何をバカなことを言ってるんだ」と斬って捨てた広岡達朗氏を筆頭に、張本勲氏、岡田彰布氏、堀内恒夫氏が反対意見を展開。影響力のある大物OBに続き、同じセの中日も幹部が「反対」を打ち出している。「巨大戦力や財力のある巨人が有利になるから」がその理由である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い