新人の親御さんの勘違いを正すのもスカウトとの仕事だ

公開日: 更新日:

 いまどきの親御さんってのは、なんだって、自分の子供を自慢したがるのかね。

 今年のドラフトで指名された新人選手と、その親を招待して食事会をやったときのことだ。

 ドラフトで名前を呼ばれるのは東大に入るより難しいなんて言われてるから、本人以上に育てた親が舞い上がるのは理解できるさ。

 それにしても、子供のころからこんな練習をさせても音を上げなかったとか、奨学金で大学を卒業したから契約金で返すと言ってくれてるとか……球団のエライさんや監督を前にして言うどころか、同じテーブルに本人がいるのに、こんなにデキた息子なんですって平気でアピールするんだからわからないね。

 通常は担当スカウトが選手や選手の家族と同じテーブルで飲み食いするんだけど、オレは担当した選手の父親の話を聞いてたら耐えられなくなって途中で隣のテーブルに移って飲み始めた。

 美人のお母さんの隣に割り込んで熱燗をやりだしたら、つい、いい気分になって、さすがに口説いたりしたらマズいことになるよなぁ、なんて思った瞬間、部長に声をかけられた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒