内藤雄士
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内藤雄士ツアープロコーチ

1969年生まれ、東京出身。日本大学ゴルフ部在籍中にアメリカにゴルフ留学し、最新ゴルフ理論を学ぶ。98年ツアープロコーチとして日本で活動スタート。ツアープロコーチのパイオニア的存在であり、 丸山茂樹プロの米ツアー3勝をサポート。ゴルフネットワークにて米ツアー中継の解説を担当。現在は平塚哲二プロ、矢野東プロ、伊藤誠道プロらのコーチを務める。ラーニングゴルフクラブ代表。

鈴木愛プロは下半身が微動だにしない再現性高いストローク

公開日: 更新日:

 昨シーズンは、渋野日向子プロとのデッドヒートを制して、鈴木愛プロが2017年シーズン以来、2度目の賞金女王に輝きました。

 鈴木プロも渋野プロも、歯切れのいいパッティングが特徴で、パター名手同士の女王対決だったと言ってもいいでしょう。パーオンしたホールでの平均パット数は、鈴木プロが1位なのに対して、渋野プロは2位。すべてのパット数の単純平均では、鈴木プロが2位で、渋野プロは5位です。このわずかな差が明暗を分けたのかもしれません。

 パターは300ヤードを飛ばすわけではないので、「アマチュアがプロゴルファーと対等に勝負ができるのはパター戦だけだ」と言う人がいます。それは大きな誤解です。プロとアマではパターのストロークの再現性がまるで違うのです。

 女子プロの中でも、最も再現性に優れたストロークをする鈴木プロのパッティングを見てみましょう。

 まず、下半身がどっしりとして、ストローク中に、まったく動いていません。そして、アドレスでの前傾姿勢も崩れません。「そんなのは当然だよ」と言われそうですが、試しにシャドースイングでもいいですから、前傾姿勢を保ったまま、手首を使わないショルダーストロークのパッティングをしてみてください。ストロークにつられて下半身も動いているはずです。

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