巨人に山口俊の後釜問題…首脳陣「若手にチャンス」の真意

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 昨季15勝投手の穴埋めはできるのか――。巨人の一番の課題が、昨季最多勝で、ブルージェイズへポスティング移籍した山口俊(32)の後釜探しである。

 先発投手はこのオフの補強ポイントだったが、FA戦線では美馬を取り逃がすなど後手に回った。その分、原監督や元木ヘッドコーチ、宮本投手チーフコーチは盛んに「若手にはチャンスがある」と尻を叩く。特に宮本コーチは「若手出てこい」と連日ハッパをかけるのに躍起である。

 確かに戸郷翔征(19)、高田萌生(21)、古川侑利(24)といった若手有望株は、いるにはいる。宮本コーチは宮崎1次キャンプで、昨年は17人だった一軍投手を20人に増員するとし、サバイバルの要素を強めているが……。

 巨人のあるコーチが「山口の穴はまずは新外国人のサンチェス(30)に期待しています。でも、もし使えなかったらピンチですよね。その分、若手にはチャンスがある年だと思いますけどね」と話すように、まずは昨季韓国リーグで17勝を挙げた助っ人右腕頼み。その後に誰か新星が台頭してくれれば、といったところのようだ。

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