設定記録突破の松田とMGC3位の小原 五輪で勝てるのは?

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「本当にうれしい。このレースで無理だったらやめてもいいくらい練習を積んだ。日本記録を狙っていたからもう少しタイムを出したかった」(松田)

 それにしても、13位に終わった小原はスッキリしないだろう。前出の菅原氏が言う。

「昨年9月のMGCは、なるべく東京五輪と同じ条件ということで、残暑の9月にPMもつけず一発勝負で行われた。そこで小原は2位の鈴木亜由子(28)にわずか4秒差の3位でした。記録を出すための条件が揃っている冬のレースと同列に扱うには無理がある。しかし、それは最初からわかっていることですからね。どうしても五輪に出たいなら、小原は3月の名古屋でもう一度チャレンジすればいいのです。しかし、マラソン三流国の代表選考法を変えても、世界で戦える力がつくとは思えません」

 女子の選考会は3月の名古屋が最後。男子は3月に東京とびわ湖が残っている。3人目の代表に誰がなっても、単調な札幌のコースに舞台が変わったことでスピード勝負になりそう。なおさら、日本勢は太刀打ちできない。

【写真特集】中村匠吾 MGCを制し初五輪

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