徳勝龍の幕尻V盛り上がりで再燃 相撲ファンに白鵬“不要論”

公開日: 更新日:

 いよいよその時が来たようだ。

 20年ぶりの幕尻優勝を果たした徳勝龍(33)が27日、木瀬部屋で一夜明け会見を行った。

「夢のよう。まだふわふわしている」

 と話し、「千秋楽まで三役の力士とやってなかったんで。(優勝争いの相手だった)正代関に申し訳ない」と、率直な心情を吐露した。

 同日、大関豪栄道(33)が引退の意向を示した。9度目のカド番だった今場所は5勝10敗。来場所から関脇への転落が決まっていた。すでに協会には連絡済みだという。

 かねてファンの間で話題になっていた「世代交代」。それが現実味を帯びてきた。

 白鵬鶴竜の両横綱が序盤にそそくさと休場した今場所は、さまざまな力士が活躍した。小兵の炎鵬、照強は連日、ファンの歓声を浴びた。千秋楽まで徳勝龍に食い下がった正代以外にも、後半まで賜杯争いに加わった遠藤豊山、輝らの奮闘もあった。いずれも平幕、そして日本人力士だ。

 元横綱朝青龍は昨日、自身のツイッターで「ハングリー精神蒼き狼 モンゴル人達一体どこに行っちゃた!?」と嘆いていた。元大関の照ノ富士は十両優勝を果たしたものの、両横綱は近年、隙あらば休場している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」