20年ぶりの幕尻V 徳勝龍を支えた肝っ玉母と美人妻を直撃
五月人形のような童顔力士が、泣きに泣いた。
前頭17枚目の徳勝龍(33)が、2000年3月場所の貴闘力以来となる20年ぶりの幕尻優勝を果たした。26日の千秋楽、対戦相手は大関貴景勝。すでに2横綱は休場しているため、残った番付最上位力士と幕内最下位力士が結びの一番で激突という極めてまれな一戦となった。
■大関破って男泣き
負ければ2敗の正代と優勝決定戦という一番。徳勝龍は貴景勝の突き押しをしのぐと得意の左四つになり、大関を寄り切った。大歓声の中、一瞬、笑顔を見せたものの、すぐさま顔をくしゃくしゃにして男泣き。人目をはばからず涙を流し続けた。
優勝インタビューでは、
「自分なんかが優勝していいんでしょうか?」