東京マラソン追随か 新型肺炎拡大でスポーツ界がピリピリ

公開日: 更新日:

 さらに同日の3月8日には、大相撲大阪場所がエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催される。

 相撲協会は「現在、状況を見極めているところです」と言うが、裸同然の無防備な力士はもちろんのこと、観客も常に感染の危険にさらされる。特にマス席は1・3メートル四方に最大4人が座るのだから、イヤでも濃厚接触は避けられない。

 プロ野球もてんてこ舞いだ。多くの球団がファンサービスを自粛し、阪神のようにジェット風船の自粛を呼びかけたチームもある。現在、沖縄でキャンプを張る日本ハムの広報部は「すでにアナウンスしていますが、サイン、握手、プレゼントの授受についてはお断りすることもあります」と言う。

 今月末からは各球団の本拠地でオープン戦が始まる。特に気になるのが密閉されたドーム球場だろう。万単位の観客が集まるとなれば、イヤでも感染の危険性は増す。

 29日に東京ドームでヤクルトとのオープン戦を主催する巨人の広報部は、「予定通り、開催する方向です」としたが、今後の状況次第では予断を許さない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較