球界随一の理論派がなぜ一生の伴侶に沙知代夫人を選んだか

公開日: 更新日:

 初めて沙知代夫人と会ったのは1995年、神宮の室内練習場だった。彼女は港東ムースというリトルリーグのオーナーを務めていた。

 野村監督は時間があれば顔を出す。連れだってリトルの練習を見ていたときのことだった。

 沙知代さんが「ちょっと」と保護者のひとりを呼んで、こう言った。

「あのひとに言っといて。子どもをぶつな、って。でなきゃクビにする。子どもをぶっていいのはあたしだけなんだから」

 選手を殴ったコーチが許せなかったのだ。

 遅れてきた息子の野村克則氏が隣に座った。当時、明大の4年生。11月のドラフトヤクルトから3巡目指名、プロ入りが決まっていた。その克則氏に、つい心構えなどを話した。父親が偉大だから、などとアドバイスしたのだが、話の途中で黙って消えた。しばらくして両親も消えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地

  3. 3

    藤浪と同席女性3人も陽性…阪神にコロナ感染者が出た必然

  4. 4

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  5. 5

    ICU闘病も…志村けんさんコロナ陽性から1週間で帰らぬ人に

  6. 6

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  7. 7

    外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況

  8. 8

    立川志らくをバッサリ…“毒舌の先輩”たけしの批判に説得力

  9. 9

    阪神藤浪コロナ感染で球界激震…4.24開幕ありきの自業自得

  10. 10

    日米球界コロナ禍 値切られる入札選手と20億円失うマー君

もっと見る