野村監督殺人事件 本人の逆鱗に触れ取材拒否を通告された

公開日: 更新日:

日刊ゲンダイ? オマエんとこはノースピークや」

 初対面の挨拶で、いきなりぶすっと言われた。

 野村監督ヤクルト就任1年目。アリゾナ州ユマ・キャンプ初日。クラブハウスの前で、報道陣が監督を囲んでいる。その前で取材拒否。さらに監督、右腕を伸ばし、人さし指をあらぬ方向へ向けて、「あっちへ行け」と、通告した。

 記念すべき監督1年目のキャンプ初日。プロ野球界ではお正月にあたるときのことだった。

 原因には心当たりがあった。キャンプ前に、ゲンダイは野村監督を「殺していた」からだ。

 キャンプ1週間ほど前のこと、野村監督は慶応病院に緊急入院した。これを球団は伏せて、報道陣が動いた。この大事な時期に何があったのか。

「やばいらしいよ」

 球団内部の情報源が、声を潜めて「動脈瘤だってさ。あの人、久々でしょ、ユニホーム着るの。体動かしてないし、何たってユマは砂漠だからね。田舎で、まともなレストランもない。息子の団、連れて行くっていうんでしょ。何かあったときの用心じゃないの」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑