IOCが声明発表 東京五輪は予定通り今夏の開催を再確認

公開日: 更新日:

 国際オリンピック委員会(IOC)は17日、公式サイトで東京五輪に関する声明を発表し、予定通り今夏の開催に向けて準備を進める方針を示した。

 この日の電話会議形式による臨時理事会で、今夏開催の方針を再確認。引き続き行われた各国際競技連盟(IF)との協議でも7月24日の開幕に向けて全力を尽くす方向性で一致した。2時間近い会議の中で大会の延期や中止の可能性に関する言及は、IF側を含めてなかったという。

■抜本的決断は不要

 IOCは「大会まで4カ月以上前の段階で決断を下す必要はない。あらゆる臆測は非生産的だ」と表明。安倍首相が「完全な形」での開催を呼びかけた発言を歓迎するとの声明を出した。

 ただ、新型コロナの感染拡大で五輪予選を兼ねる大会の中止や延期が相次ぎ、全競技の43%で代表枠が決まっていない。今後の公平な代表選考のあり方など課題は山積みだ。IOCがいつ、手のひらを返すのか、今なお予断を許さない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか