著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJを緊急探訪【ガンバ大阪】

公開日: 更新日:

序盤快進撃の期待もコロナに水を差される格好に

 大阪府の吉村洋文知事が出した「3月3連休の大阪・兵庫往来自粛」に困惑が広がった関西圏。その渦中の3月22日。ガンバ大阪の本拠地・吹田スタジアムの最寄駅、JR吹田駅は閑散としていた。万博記念公園も草野球や少年サッカーなど一部が練習していただけ。例年の春休みに比べると人出は大幅に減った様子だ。そんな中、ガンバの選手たちはJリーグ再開に向けて活動を続けている。

 が、4月3日の再開もさらに延期される事態になった。2月23日の今季開幕・横浜戦でJ1最多タイの631試合出場を記録した遠藤保仁は、「どの国もほとんどサッカーしていないんで。日本も慌てる必要はないと思いますし、みんなの健康が第一。冷静な判断をしていただければ、僕らはそこに従うだけです」と長期戦を覚悟する構えだ。

 元日本代表主将・宮本恒靖監督就任3年目のガンバは、今季J1開幕戦で昨季王者の横浜を2-1で撃破。好スタートを切った。遠藤の記録達成もあり、序盤の快進撃に大きな期待が高まったが、新型コロナウイルスの感染拡大に水を差される格好となった。

 3月1日のホーム開幕・仙台戦では満員に近い来場者が予想されていただけに営業面の痛手も大きい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘