著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍での中断延長に揺れるJを緊急探訪【ガンバ大阪】

公開日: 更新日:

 困難な状況にあって、ガンバにはプラス要素もある。ひとつはケガ人が復帰する時間が持てたこと。2月にトゥールーズから移籍した日本代表DF昌子源は、その筆頭だ。約1カ月のリハビリを経て昨年から痛めていた右足首が良くなり、21日の練習試合ではついにフル出場を果たした。

「90分出たのはフランスにいた昨季以来。自分にとっては大きかった。エムパペ(パリSG)とかと対戦した頃に比べて何%というのは難しいけど、試合を続けていけば自然と状態も上がっていくと思う。フランスは今、1カ月の外出禁止命令が出ていて、トゥールーズで僕の通訳をしていた人も自宅待機中。違反したら130ユーロ(約1万5000円)の罰金もあるみたい。僕がケガをしたまま『ずっと自宅にいろ』と言われたらメンタル的にも相当きつかった。結果論ですけど、タイミング的には帰ってよかったです」と、本人も前向きに話していた。

 昌子とガンバのジュニアユース時代の2年間をともに過ごした同期の宇佐美貴史も目下、左ヒザ負傷で離脱を強いられている。

「最初は歩けないくらい痛かった。2週間くらい走ってないので、ヒザが治っても体力を戻していく時間が必要なのかな」と現状を打ち明ける。そんな状態でドイツに留まっていたら、まともにトレーニングもこなせていなかっただろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性