MLBサイン盗み疑惑捜査終了…田中将大の“死球制裁”あるか

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 もうひとつはアストロズの年間席購入者が「サイン盗みは忠実なファンに対する裏切り行為」として、球団に100万ドルの支払いを求めたものだ。アストロズの地元ヒューストンは温厚な土地柄なので、ファンからの訴訟は今のところこの1件だけだが、レッドソックスの地元ボストンは口うるさいファンが多い。MLBがレ軍のサイン盗みを安易にシロと裁定した場合、強い反発を招き、シーズン席の代金の払い戻しや慰謝料を求める訴訟が多発する可能性がある。

 相手チームの投手による「死球制裁」もアストロズを上回るスケールで行われるとみられている。今年のオープン戦ではブレグマン、アルトゥーベらアストロズの主力打者たちが頻繁に「死球制裁」を受け話題になった。レ軍にはヤンキース、レイズという感情的に火花を散らすライバルがいるため「死球制裁」はより過激なものになるだろう。サイン盗みの最大の被害者はヤンキースの田中将大である。ヤ軍ファンは田中の「死球制裁」を期待している。

(スポーツライター・友成那智)

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