コロナで米スカウトに異変 日本スルーで台湾と韓国に触手

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、メジャーのスカウトが動きだした。

 大リーグでは3月のオープン戦中止と同時に、各球団がスカウト活動を停止。全てのスカウトは選手側との接触を禁じられたが、去る4日に一部が解禁された。テレビ電話やSNSなどを通じて選手や代理人と連絡を取ったり、プレーの動画などのデータ収集が可能になった。

 米国内では感染者が後を絶たないこともあり、依然として選手や関係者との接触は厳禁。ア・リーグの環太平洋スカウトは、球団からプライベートでもレストランなどでの食事を控えるように通達されているそうで、守らなかった場合は罰金1000ドル(約10万8000円)が科されるという。

 日米の球界はプロ、アマともレギュラーシーズン実施のメドすら立たないまま。米スカウトは日米の選手に関しては自身の目で評価のしようがないのが現状だ。

 日本球界には今オフ、ポスティングシステムを使ったメジャー移籍を模索する選手が少なくない。巨人・菅野、ヤクルト・山田哲、ソフトバンク・千賀ら各球団の主力が海を渡るとみられている。中でも、メジャーが早くから動向を探っていたのは菅野、千賀の日本を代表する右腕。一時は総額100億円規模の条件提示を行う球団もあるといわれたが、コロナ禍で状況は変わってきた。メジャーのスカウトが実際の投球を視察できないため、故障リスクを判断しづらいこともあり、リストから外す可能性が出てきたというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異