球界実力者が次々と言及「プロ野球16球団構想」の現実味

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 球団拡張が実現する――そうぶち上げたのが、元ヤクルト監督の古田敦也氏(54)だ。

 去る4日に放送されたテレビ番組で、「(プロ野球の)16球団構想はすでにやっている」とキッパリ。新規参入球団の本拠地となる具体的な都市名を出し、「まずは2球団が、早ければ2年後からでも」と話した。

王貞治氏「できればあと4つ」

 古田氏は数年前からプロ野球の球団増設を訴えており、16球団構想を口にしたのも今回が初めてではない。今年1月にはソフトバンクの王球団会長(79)も、「できればあと4つ、チームが誕生してほしい」と提言。球界で最も大きな影響力を持つ王会長の口から出た突然の16球団構想に球界が驚く中、示し合わせたかのように再び古田氏がくすぶっていた火種に薪をくべたことになる。

 古田氏が挙げた4自治体は実際、2015年に静岡市が旗振り役となって、沖縄県、新潟市、松山市と球界参入のための協議を行っている。それぞれプロ野球の公式戦を開催する球場を持つ都市で、以前から誘致に積極的だといわれてきた。そこへ、古田氏が「2年後にも」と具体的に踏み込んだ。コロナ騒動の裏で事態が大きく動き始めているかのような印象を与えたが、現実はどうなのか。各自治体に話を聞くと……。

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