レッズ秋山は練習すら不可能…オハイオ州知事が慎重姿勢

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 シンシナティ・レッズに入団した秋山翔吾(32)が、本拠地のグレート・アメリカン・ボール・パークから当面、締め出されそうだ。シンシナティのあるオハイオ州のマイク・デワイン知事は14日(日本時間15日)の会見で、州内に本拠地を構えるレッズとクリーブランド・インディアンスの年内のレギュラーシーズン実施について否定的な見解を明かした。

 息子のブライアンがロッキーズ傘下1Aナッシュビル(ノースカロライナ)の球団社長を務める同知事はプロアマ含めた全てのスポーツイベントの開催について「それは誰にも分からないこと。仮に無観客試合でも、選手同士の濃厚接触は避けられない」と、慎重な姿勢を崩さなかった。

 デワイン知事は、今回のコロナ問題に対するソーシャルディスタンス(社会的距離)の先駆者として知られ、レストランやバー、学校などを早々と閉鎖。3月17日に予定していた大統領予備選の投票所も閉鎖し、感染拡大防止に努めた。

 早めの対策が功を奏したか、オハイオ州は大手自動車メーカーなどの工場を複数抱えながら、州内の感染者数は約7300人、死亡者数は約320人(14日時点)。隣接するミシガン州(感染者数約2万7000人、死亡者数約1770人)、ペンシルベニア州(同2万5500人、同700人)と比べてもはるかに少ない。州内の感染拡大を抑えたい同知事はプロフットボールNFLも含めた人気スポーツといえども、試合はおろか練習さえ認めない厳しい姿勢を見せている。

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