巨人・岡本流「超スローボール打ち」の効果…恩師が解説

公開日: 更新日:

 巨人岡本和真(23)が個人練習で行った「超スローボール打ち」。14日には約1時間、黙々と打ち続けた。

 山なりの遅球を打つ練習といえば、三冠王を3度獲得した落合博満が取り入れていたことで有名だ。現役時代の落合は練習でスローボールしか打たないほど徹底していた。岡本は「だいぶ待つ感じが出てきた」とコメントしている。

 昨年まで巨人の巡回打撃コーチを務めた内田順三氏が効果についてこう説明する。

「緩い球であれば、軸足の右足にしっかり体重を乗せ、右膝の内側の内転筋を長く意識することができる。そして『間』が取れること。1、2、3ではなく、1、2~の3で回転する。岡本は悪くなると、どうしてもステップ幅が大きくなってしまう。これを小さく踏みとどまらせる効果もある。力の入れ具合でいうと、1から始まってインパクトで10の力を出したいのだが、スローボールを打てば、途中で余計な力が入っているのが分かる。球を懐まで引きつけてから捉えることで、体が開かないように打つことを意識できるなど、多くの効果が見込める練習です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは