著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

コロナ禍で試合中止…プロゴルファーは今こそ情報発信を

公開日: 更新日:

 では日本のプロゴルファーはどうだろう。女子プロは有村智恵らが音頭を取って「ladygo.golf」のアカウントを立ち上げ、選手の多くがメッセージを配信している。

 自身たちの近況報告が中心だが、トーナメント会場で応援することができないファンにとってひとつの楽しみではある。

■ファンファーストを実行する好機

 では男子プロは、というとこれといった動きは見られない。選手は現在、試合が中止になって時間はたっぷりあるはず。こんな時こそゴルフファンに向けてメッセージを発信するいいチャンスではないか。

 ファンに、自宅でもできる練習の仕方、自分たちが日頃行うストレッチやトレーニングのやり方、スイングのポイント、クラブの手入れ方法や、選び方、実戦でのコースを攻めるポイントや考え方。

 トーナメントで戦うプロだからこそのノウハウはいくらでもあるはず。有名選手がリレー方式で配信していくという方法もある。プロはファンあって成り立つ。

 今年から選手会長に就任した時松隆光は「選手の価値を高め、ファンサービスの向上」を宣言している。多くの人がコロナ禍に苦しんでいる今こそ、手をこまねいていてはいけない。これでは「ファンファースト」は口先だけと思われても仕方がない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か