準備不足でケガ人続出か プロ野球6月開幕なら“野戦病院”に

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 コーチ経験のある球界OBは「野手だってケガが怖い」とこう言う。

「いくら自主トレを積んできても、キャンプ、オープン戦、開幕という例年通りの流れで調整した体ではない。特に野手は守備でも打撃でも、最初の1歩目で瞬間的な負荷が下半身にかかり、肉離れやヒザを痛めることが多い。慣らし運転の時間を考えれば、最低でも1カ月の準備期間は必要ですよ」

■選手会に聞いてみると…

 選手会は今回の開幕予定日について、どう捉えているのか。

 選手会の森事務局長は「まだ日程が決まったわけではありませんが」と、こう続ける。

「炭谷選手会長とも話しましたが、『(6月19日開幕だと準備が)短い気もしますが、何とかなるでしょう』とのことでした。少なくとも、選手は19日開幕に合わせて練習しているはず。我々としては与えられたもので準備をするしかない。ただ、万が一、それでは厳しいとなれば、(NPBや球団サイドと)交渉していく必要があるのかなとは思います」

 プロ野球選手は体が資本。「ケガをしてでも早く試合がしたい」なんて思っている選手はひとりもいないはずだ。

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