著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

明石商・中森俊介 打者の外角に出し入れする知性と制球力

公開日: 更新日:

 中森は幼稚園から小学6年生までピアノを習っていたという。

「これは野球から離れるかもしれませんが、私個人としては、ピアノを親しむ人の感性や情緒、メンタリティーは、投球に生きると思っています。横幅1~2センチの白と黒の鍵盤を弾き間違えないようにするには、結構な用心深さが必要です。日大在籍時の館山昌平投手(元ヤクルト)にピアノを弾いてもらったことがありますが、こちらが聞き惚れるほどの腕前でした。館山投手は外角の出し入れがうまく、打者が何を狙っているかを感じながら投げる用心深さがありました。これに近い中森のような投球スタイルの投手がピアノを弾いていたと聞くと、なるほどなと思うし、期待したくなってくる。投手は打者が何を狙っているかなどを察知する感性や用心深さが大事。日常的に投球の感性を研ぎ澄ます意味でも、ピアノは良い趣味だと思いますね」

○なかもり・しゅんすけ 兵庫県生まれ。182センチ、85キロ。右投げ左打ち。

【連載】甲子園中止に泣いた高校生ドラフト候補 本当の実力

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