球児は心中複雑…高野連が掲げた甲子園「交流試合」の波紋

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 そんな中、甲子園で1試合だけプレーをすることは、かえってマイナスにならないか。

「球児を救済する」と大義名分を掲げられた上に、甲子園を舞台に全国の強豪校が集まれば、メディアやファンは大いに注目する。出場校の立場からすれば、お粗末な試合は見せられないし、特にプロが注目するようなドラフト候補はここぞとばかりにアピールに躍起にならざるを得ない。

「もちろん、試合はチェックしますが……」と、セ球団のスカウトはこう懸念する。

「ある県の学校は、わずか1週間の間に代替大会の準々決勝、準決勝、決勝の3試合と甲子園招待試合の計4試合が組まれている。コロナによる自粛期間は2カ月以上に及び、まともに練習できていない。地方の代替大会に向けた準備すら難しい中で、夏の暑い時期に甲子園まで加われば、故障リスクも高い」

 甲子園の交流試合を本気でありがたがっているのはスポーツマスコミくらいではないか。いわば“高野連の自己満足”で、球児たちはむしろダメージを負う可能性すらあるのだ。

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