佐々木朗希 開幕一軍帯同“格別英才教育”にある本当の狙い

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 実戦形式の登板で160キロを連発してから20日以上経つのに、いまだノースロー調整を続けているのがロッテドラフト1位ルーキー・佐々木朗希(大船渡高)だ。

 肩肘に張りがあって投げたくても投げられないのか、慎重を期す首脳陣があえてブレーキを踏んでいるのかはともかく、現在も投球練習をしていない新人を開幕後も一軍に帯同させるという。井口監督は「(公式戦も)一軍に帯同しながらトレーニングを続けていく」とコメントしている。

 体調面が戻らないことを理由に、当初、予定されていた練習試合の登板をキャンセル。投球練習すらしていない高卒新人を一軍に置いて育てる理由は、そう遠くない時期に一軍デビューさせるプランが首脳陣にあるからだろう。

 いきなり一軍で投げさせるのは乱暴でも、一軍で通用する実力を証明できれば、二軍でみっちり体力づくりをやる必要はない。高卒1年目の選手だけに最初から中6日は無理でも、登板間隔をあけてあげれば、その間に基礎体力をつけることと試合に向けた調整は両立できる――。

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