巨人は記録ずくめ4連勝も…“扇の要”小林が骨折離脱の波紋

公開日: 更新日:

 巨人は23日、21日の阪神戦で左前腕に死球を受けた小林誠司捕手(31)が都内の病院で精密検査を受け、左尺骨骨折と診断されたと発表した。この日、出場選手登録を抹消され、骨の癒合まで3~4週間かかる見込みだという。

 小林は21日の阪神戦の五回に2打席連続死球を受け、六回の守備からベンチに下がっていた。原監督は「あれだけ強い男が『痛い』と言って、今日もそれが残っているということで、レントゲンを撮ったら骨折していた。少々時間はかかる。亀裂のようなもの」と説明した。

「チームは勝っていますが、痛いですね」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう続ける。

「直前の練習試合期間中に、正捕手として本命視されていた大城が新型コロナウイルスに感染して離脱。小林はその間の練習試合で打ちまくって(14打数7安打、打率5割)、課題の打撃面でも存在感を増していたところでした。マスクをかぶった開幕戦も、エース菅野との息はピッタリだったし、盗塁を刺すことができる球界随一の強肩は、何より投手陣に安心感を与えます。阪神との3試合目でもショートバウンドの投球をすくい上げ、そのまま二塁へ送球して盗塁を阻止していた。小林は開幕投手の菅野だけでなく、これから投げる先発ローテのメルセデスや桜井とも組んでいたため、投手陣に影響が出るかもしれません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?