コロナ再び猛威…それでもプロ野球は観客を入れるのか

公開日: 更新日:

 本当に大丈夫なのか。

 プロ野球は7月10日から有観客開催を行うべく、準備を進めている。最大5000人からスタートし、8月1日から収容人数の半分に増やす予定。12球団で最も席数が多い阪神の本拠地・甲子園(4万7508人)の場合は約2.3万人となる。

 しかし、日本ではコロナが再び猛威を振るい始めている。東京では3日、新たに124人の感染が判明。夜の繁華街での感染者が多く、2日連続で100人を超えた。全国的に増加傾向であり、第2波の到来は必至だ。

 2日、都で会見した国際感染症センター長の大曲医師によれば、今の状態が続けば、感染経路不明者だけで4週間後に6倍(約160人)、8週間後に40倍(約1080人)にのぼる恐れがあるという。もしそんな事態が訪れようものなら、プロ野球など大規模イベント運営への影響は避けられない。

 ましてプロ野球はコロナ感染のリスクが高い「夜」と「酒」とは切っても切れない関係にある。Jリーグより収容人数も多く、試合の大半はナイター。酒を片手に応援するスタイルが定着している。球界OBが言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態