G・丸外しで露呈 原監督“V9川上”超えに前のめりな冷徹采配

公開日: 更新日:

 巨人のスタメンから丸佳浩(31)の名前が消えた。12―1と圧勝した15日の広島戦。前日まで丸の指定席だった3番にはウィーラー、中堅には陽岱鋼が入った。

「試合前の打撃練習では右へ左に鋭い打球を飛ばしていたというから、故障ではない。スタメン落ちの理由は、この日の広島先発のジョンソンとの相性の悪さだろう。丸は昨年もジョンソンに対して18打数2安打(打率・111)。今季の初対戦でも2タコ1三振に終わって、まったくタイミングが合っていなかったからね。チーム内から、ジョンソンが先発の日は丸のスタメン落ちもあり得る、という声をかねて聞いていたとはいっても、まさか、だよ。相性うんぬんで外す、外さないというレベルの打者ではないからね。個人よりチームを優先する原監督らしい用兵と言えばそうだけど、丸は複雑だろうね」(巨人OB)

■原野球の駒

 昨年、巨人にFA移籍した丸が先発を外れるのは、リーグ優勝決定後の消化試合を除けば、これが初めてのことだ。今季は開幕から不調が続いたものの、前日までの6試合で24打数8安打(・333)。調子を上げてきたかに思えたが、原監督には非情な決断を下された格好である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気