大谷・開幕二刀流決定 制球難改善のカギは劇的な細胞分裂

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 肘の専門医で、これまで100人以上のTJ手術を執刀した産業医科大学の内田宗志教授は、日刊ゲンダイの取材にこう話している。

「靱帯が骨と結合しただけでは、腱がしなやかに機能することはありません。移植した腱が靱帯成分として機能するようになるには最低でも1年はかかると思われます」

 投手によっては十分に機能しないまま戦列に復帰し、真っすぐが走らなかったり、変化球が制球できないこともあるという。

 大谷はしかし、術後2年近く。初登板が見込まれる26日のアスレチックス戦まで残り2週間を切った。開幕までに靱帯の劇的な変化、細胞分裂を期待するしかない。

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