著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

芸能人と違う 不倫が瑕疵にならない阪神・西勇輝の商品性

公開日: 更新日:

 阪神西勇輝投手の不倫スキャンダルが文春オンラインによって報じられた。しかも、緊急事態宣言中に相手女性と密会していたという。球団はその報を受けて西に厳重注意処分を下した。

 だからこそ、先日18日の阪神対中日戦は注目の的だった。なにしろ、渦中の西が騒動後初の先発登板である。当然、不穏な空気がマウンドの西を覆っていたはずだ。

 果たして結果はご存じのとおり。西は中日打線を9回3失点に抑える粘投で見事な完投勝利。試合後のヒーローインタビューでは、甲子園に集まった観客に向かって謝罪と反省の言葉を口にし、客席は少しの笑いと温かい拍手に包まれた。

■スポーツ選手と芸能人の違い

 これ、アンジャッシュ渡部建や俳優の東出昌大、あるいは木下優樹菜だったらどうだったんだろう。同じプライベートの不祥事ではあるが、周囲の反応は大きくちがっていたのではないか。

 芸能人の場合、その私生活を公開する、あるいは伝聞的に世に知れ渡ることで、その人の好感度やブランドイメージが形づくられていくという側面は見逃せない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情